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ピアノグリッロ
エクストラバージン・オリーブオイル
Chiaramonte Gulfi-Ragusa-Sicilia-Italy |
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「イタリアンの特集号でシチリアを紹介したいので現地を案内してもらえませんか?」 雑誌『dancyu』2008年4月号のオリーブオイル現地取材企画は、編集担当Wさんからの突然の電話で始まりました。「この企画、小川さんと一緒じゃなきゃ成り立たないんです!」 こうして、僕たちはシチリアに向けて旅立つことになりました。2008年1月のことです。
目的は「日本のイタリアンで人気急上昇、モンティ・イブレイのオリーブオイル」と「オリーブ農家の日常レシピ」を紹介することでした。モンティ・イブレイは、シチリア島南東部の3つの県、カターニャ、シラクーザ、ラグーザの内陸を貫く『山シチリア』。青いトマトの香りを放つオリーブオイルが作られているイタリア最南端のオリーブオイルどころです。
取材にあたり、Wさんの念頭にあったのは僕が輸入するシラクーザ産のイブロンとカステル・ディ・レゴでした。でも、ここ数年イタリアにおいてぐんぐんと評価を上げているラグーザの生産者も訪ねてみようということになり、シラクーザでの取材を終えた僕たちは、ラグーザのオリーブ栽培の中心地、キアラモンテ・グルフィに向かいました。
ラグーザのモンティ・イブレイはなだらかな起伏が波のように続く大地です。切り立った花崗岩の岩山が織りなすシラクーザよりも田園的な空気が流れています。僕たちが訪ねたのはピアノグリッロ農園。キアラモンテ・グルフィで、品質はもちろん、オリーブオイル作りの伝統においても1、2を争うオリーブ農園です。
生産者ロレンツォ・ピッチョーネ・ディ・ピアノグリッロは、何世代も続く農園の当主として、また工業デザイナーとして、シチリアの農園とミラノを往き来する生活をおくっています。そんな彼のモダンな精神の発露だと思いますが、農園のオリーブは他に先駆け、90年代から完全有機栽培に切り替えられています。 |
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